cool vienna!

ひょっとしてひょっとするとcool、かも知れないvienna。

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5本の指のゆくえ


スクリーンを凝視出来ない映画ってありますね。
たとえばホラー映画。映画館ではもちろん、DVDでも観た「リング」に出て来る貞子の顔を、私はいまだに見たことがありません。それから、「トレイン・スポッティング」なんてありましたけど、汚い映画ってのも手で顔を覆っちゃうことが多いですね。ところでこの「Bruno」は、手で顔を覆いっぱなしになる映画ランキングに於いては、世界史上5本の指に入ることは間違いないです。まぁナイツ風に言わせてもらえば、5本の指が入ります。あ、このギャグってもう古いんですかね?とにかく、観終わったあと連れの人と、どのシーンがいちばんウケたか、夜中まで延々と語ることにかけても5本の指が入ります。そして特にサシャ・バロン・コーエン演じるブルノーが、オーストリア人のファッションジャーナリストという設定なので、インサイダー的に冷や汗かきっぱなし、にかけてももちろん5本の指が入ります。
| manakuma | cinema | 01:00 |
オフコントロール


ジム・ジャームッシュ監督の「ザ・リミッツ・オブ・コントロール」。
相変わらず押し付けがましいストーリーなんてものは、はじめから終わりまで排除されていて、それは観る側の想像力をめいっぱいかき立ててくれる素晴らしい作品でした。99年の「ゴーストドッグ」を思い出したり、私も太極拳をやってみたいなと思ったり、ドルガバ(ドルチェ&ガバーナ)もあれでまだなかなか良い仕事してんじゃないの…とか、頭の中のスペインの地図を南下し、ウィーンのとあるカフェで毎日銀のお盆にのったエスプレッソ一杯とお水コップ二杯を飲んでるおじいさんを思い出したりしました。少し気分の落ちていた日だったけど、この映画のおかげでいつのまにかすっきりしてワクワクした気分になりました。そして「すべての人間は芸術家である」というヨーゼフ・ボイスの言葉を思い出していました。
| manakuma | cinema | 01:00 |
モップを連れた女


犬のピートン。そう聞いてピンと来ればかなりのタチファンの方ですね。
タチとは、フランスの映画監督ジャック・タチのことです。そしてピートン
が登場するのは「トラフィック」(1971年)。ストーリーの中で、自分が
飼ってるピートンが車の下敷きになっているのに気付いて、つんとしたオシ
ャレな女性マリアは「ピートン!」「ピートン!」と嘆き悲しむんですが、
オロオロしながらタチ自身が演じるユロ氏がタイヤの下から引っ張り出して
みると、実はそれはただの汚いモップだった…。私このシーン大好きです。
胸キュンです。今朝、無言で黒パン咀嚼中に窓の下にこの犬を見つけたので
思わず「ピートン!」って映画の中のマリアのように叫んじゃいましたよ。
……でもまさか、これモップじゃありませんよね。
| manakuma | cinema | 01:00 |
時間さかのぼり男


観ましたよ〜、B.B.。
ベッド&ブレックファスト。じゃないベリー・ボタン。でもなくてベンジャ
ミン・バトン。いや〜すごかったですね特殊メイクが。なんだか見てはいけ
ないものを見ちゃった気がして、「かあべえ」の吉永小百合、または「実録
連合赤軍あさま山荘への道程」の坂井真紀を思い出しましたよ。(どこ観て
んねんっ)ところで、歳を取るごとに若くなっていく…なんてすっごいうら
やましいなぁブラピのやつめ。などと思いつつ観てみたら、これがどうして
なかなか哀しいもんです。やつの一生は。だから年齢とともに「それなり」
に見た目も老いていく。シミもシワも増えていく。お腹まわりに脂肪もつい
ていく。あごも二重になっていく。うんうん、これでいいんだ。よしよし、
これが幸いってもんなんだ。という点でとっても納得した映画でした。
| manakuma | cinema | 01:00 |
しあわせなドロン
 

というわけで(どういうわけだって)「サムライスシ」です。 
ところで、ジャン・ピエール・メルヴィル監督の「Le Samourai」('67)
を観ましたか?フィルムノワールの冷たく美しい映画で、閑散とした味気な
いアパートに独りで暮らす、一羽の小鳥を飼っている孤独でストイックな殺
し屋。ヨーロッパ人の解釈する「葉隠(はがくれ)」の世界です。そして、
その中で狂気と正気の狭間を鋭く演じるのはあの男、アラン・ドロン。トレ
ンチコートを着させたらゴルゴに並んで世界一似合います。そうそう、それ
で思い出したけど、例のダーバンのCMの最後の台詞。あれって実は「ダー
バン…。シモフサクンシアワセソ…」って言ってるんだよって、いつだった
かパリのjaccoさんが私に教えてくれました。(ほんとかよっ)
| manakuma | cinema | 01:00 |
ヒッチコック呪縛


枝の先の黒い点々…。これみんなカラスなんですよ。
プラターの森の夕暮れ時。木々の下を歩いていると、何万羽のカラスたちの
鳴き声が超音波のように森中に響いてます。不気味…。そのうちの一羽が飛
び立つと、いっせいにこの黒い鳥たちがバタバタバタっと飛び立つんです。
ちょっとばかしホラーな瞬間。平静を装ってても気分はビクビク。そして、
突然この鳥たちが方向転換して自分に向かってきたら…、なんて妄想がどん
どん膨らんで、頭の中はすっかりボッテガベイ状態なのでありました。
| manakuma | cinema | 01:00 |
過去のないカウリ


突然。夏には絶対思い出さない映画監督と言えばアキ・カウリスマキ。
てか、こんな寒い夜にとぼとぼと歩いててこんな光景を見掛けたら、まっさ
きに思い出すアキ・カウリスマキ。とっても好きなんです。なぜかというと
実は彼の描くちっともぱっとしない負け犬的な男の人。…思わず自分の父を
思い出して親近感が湧いちゃうんですね〜。でも、そんな男の人が案外いち
ばん楽しくて暖かい人だってことも私はよく知ってます。ところで私が彼の
映画の中で印象に残ってるシーンのひとつは、敗者三部作シリーズの「過去
のない男」の中。情けない主人公が、食堂車で一人黙ってもくもくとお寿司
を食べるシーンです。なぜかそのお寿司ののったお皿が、めちゃくちゃステ
キな渋い四角い焼き物のお皿だったんです。あれはすごいセンスでした。
| manakuma | cinema | 01:00 |
ヴィエンナーレ考


ウィーンで毎年秋に開催されるヴィエンナーレという映画祭。
今年も10月の半ばから末までの2週間のあいだに、数件の映画館で全部で
300本以上の映画が上演されました。無類の…とまでは言えないけどけっ
こう映画好きな私です。今年もこの間70年代のアメリカのヒッピー映画、
クリスマスをテーマにした現代のフランス映画、前述の日本の赤軍派を描い
た映画など全部で6本の映画を観て楽しみました。ヴィエンナーレのあとに
会った友だちと話してると「今年は、オレは26本観たよ」と言うのでビッ
クリ。ところがさらに「知り合いなんて90本観たらしいよ」って。えーっ
2週間で90本って、マジっすかぁ?!それじゃボブディランがあさま山荘
でクリスマスパーティーになっちゃうよ〜っ。(自分でも意味不明です)
| manakuma | cinema | 01:00 |
歩いても歩いても

「おまえにはかなわないなぁ」「あら、けっこういい線いってますよ…」
こんな会話がなされてたかどうかは分かりません。人生のいろんなことを乗
り越えたあとの静寂を漂わせつつ、可愛らしいほど無邪気でほのぼのなおふ
たりを、自分もいつかあんな領域に行けるようになりたいな…、と遠くの方
から感動の涙で見守っていてた私でした。(笑)いつまでもお元気でピット
ポットを続けていただきたいです。年配のご夫婦で思い出しました。先週、
是枝裕和監督の「歩いても歩いても」を観ました。いつも深〜くしみじみと
考えさせられる作品ばかりで、是枝監督、私はとても好きです。ウィーンで
も映画好きの人々には人気があります。そしてこの映画のタイトルがまさか
あの歌の歌詞だったとは思いもよりませんでしたよ〜。
| manakuma | cinema | 01:00 |
中華街のザンパノ


中華街のすぐそばの空き地の「ピッコラ・スコーラ・チルコ」。
訳すと小さいサーカス学校ですかね。学校と言うよりは、どう見てもただの
空き地にしか見えなかったんですけどね。とにかくイタリア、そしてサーカ
スときたらフェリーニの「ラ・ストラーダ(道)」を思い出しますが、その
中国版がここで展開されてるもようです。多分ね。でも残念ながらこの日は
日曜日で誰もいませんでした。
| manakuma | cinema | 01:00 |
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