cool vienna!

ひょっとしてひょっとするとcool、かも知れないvienna。

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新編マザーグース
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女の子は、お砂糖とスパイスでできてます。
…って、そんなこと唐突に言われても戸惑ってしまいますよね普通。このあいだ、若い女子友が言ってたのです。まぁ若いとは言え、私から見たら若いって意味の若い女の子です。最近、彼女に少しだけ哀しいことがあって、ケーキを食べに行こうと誘って、そのあと、ちょっと元気になりましたとメールをくれたのですが、そこに「さすがに、女の子は、お砂糖とスパイスでできているだけありますね」って(笑)。びっくりして訊いてみると、マザーグースの中に出て来る詩なのだそうです。知らなかった…。調べてみると、こんな詩でした。「女の子って何でできてるの?お砂糖とスパイス、それと素敵な何か、そういうものでできてるよ」スパイスって何、スパイスって…。それに、もっとびっくりだったのは男の子編です。「男の子って何でできてるの?カエルとカタツムリ、それと子犬のしっぽ、そういうものでできてるよ」ですからね。しっぽって何、しっぽって…。なんかハイブリッド、なんかすごいぜマザーグース。ところで写真は、最近の私のお気に入り、一区の「モットー・アム・フルッス」です。ケーキがどれもオシャレで美味しいんですよ。これは、オレオとラズベリーのケーキ。土台のところが、砕いたオレオのクッキー部分で出来ていて、ほろ苦甘酸っぱ〜い。私はオレオクッキーは好きなのですが、このケーキと同じで、クッキーの部分だけでいいっていつも思っちゃいます。挟んであるクリームは甘すぎるので、ない方がいい。だから、二枚くっついてるクッキーを一枚ずつにはがして、あいだのクリームを取り除いて食べます。クリームなしのオレオ、売ってないのかな。多分そう思って同じようにオレオを食べてる女の子は、世界中にいっぱいいるはずです。「女の子ってオレオのクリーム、捨ててるよ」です。
| manakuma | food + drink | 17:00 |
月明りとキュウリ


まず何をおいてもこれだけは言っておきますよ。
サルエルパンツと自転車の相性は最悪です。だってサドルをまたぐたびにビリっという嫌な音がして、毎回脱いだあとチクチクと縫わねばなりませんから股のところをね。夜、月明りの下でサルエルパンツの股のところ縫ってる自分というのは、少なからずみじめな気分がするものです。クスン。しかも相手はオシャレパンツと名高きサルエルだからなおさら、この時間はわびしく辛いものです。クスンクスン。ところでところで気を取り直して。私の今のマイブームはキュウリのキューちゃん(もどき)作り。ウィーン在住日本人男子友チャーリー氏に教えてもらいました。今の季節、これがビールのおつまみにぴったりで超美味しいんです。ゴクゴクポリポリゴクゴクポリポリゴクポリゴクポリ…ってエンドレス。材料のキュウリに関してですが、うちの近所の小さな青物市場で買うキュウリは、それはもう、それぞれがとんでもなく好き勝手な方向を向いていてぐんにゃぐんにゃにねじ曲がっています。独立独歩。オレ様流。そこに他人(他キュウリ)と歩調を合わせる和のココロはこれっぽっちも感じられません。最初、おいおい東京のスーパーじゃこんなん見たことないよって驚いて、でもなぜかだんだんそこがかわいくて仕方がなくなって来て。で、私はわざとぐんにゃぐんにゃを選んで買うのですよ。ぐんにゃぐんにゃであればあるほどかわいい、そして美味しい(気がする)。これ、まさか自分の根性との相関関係は…特にないと思いますけどね。
| manakuma | food + drink | 17:00 |
冷静と情熱の晩餐


冷凍ピザを主食とする人間がいます。
ご近所に住む、知り合いの日本人青年なんですけどね。実施された彼からの厳密な聞き取り調査によると、彼の一週間は、冷凍ピザ冷凍ピザバーキン(バーガーキング)、冷凍ピザ冷凍ピザ冷凍じゃないピザバーキン、…といった基本のローテーションで成り立ち、そしてその7日間のところどころにケバブサンドイッチが間食として登場している様子なのです。そこまでの魅惑を誇ってるらしき冷凍ピザ。普通のピザでさえあまり登場ねがう機会のない私の食生活に於いて、ましてや冷凍ピザに関する知識が皆無であることに気付き、こりゃいかんと焦り、冷凍ピザライフについて勉強しておく必要をひしひしと感じました。そして今回冷凍ピザの魅力と醍醐味を知るべく、数日を費やし、何軒かのスーパーマーケットで冷凍ピザリサーチを重ね、冷凍ピザ研究に取り組み、いよいよ冷凍ピザ晩餐会を敢行したのでありました。晩餐会の当日、主賓はその冷凍ピザ夫くん、そして他には私も含めた2名の招待客。お分かりのこととは思いますが私自身も招待客に数えているのは、この日のチーフシェフはうちの電気オーブンだからにほかなりません。果たして冷凍は手作りを超えるのか…?冷凍と情熱のあいだは…?(関係ないって)参加者全員そんな命題を胸に華麗なる晩餐はつつがなく執り行われたのでありました。おい!とっとと結果を言え結果をーっとそろそろお苛立ちの皆様申し訳ありません。この日の冷凍ピザ晩餐会の結果は、…敢えて皆様のご想像にお任せということで唐突に終わらせていただきます。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
現代的なシースー
 

ヨーロッパのスシブームは、ブームだけに終わらずすっかり定着しました。
先日、陽気の良い午後のウィーンの街。外にテーブルを持ち出しているレストランの横を通ったときのことです。その中のひとつのテーブルにいかにもザ・おヨーロッパな家族のおランチ風景(「お」は要らないか)が見えました。よく見ると、そのご家族みなさんの手には割り箸、そして食されているのはおスシ…。正直、少ぉぉぉしだけ不条理感、否めませんでした。まぁそこまでヨーロッパで定着した日本が誇るべきスシと言うか、まぁ言い換えればシースーです。(言い換えなくてもいいって)ただし、欧米の方々に受け入れられているこのスシ、またはシースー(もういいって)というのは、決して日本の寿司全般のことではなくて江戸前寿司という寿司の一種類に限ってのことですけどね。それはまるで、こちとら江戸っ子でぃっとでも言いたげな「にぎり」一本槍なのです。つかそれ以外のたとえば大阪寿司とか、柿の葉寿司とか、鯖寿司とか、桃の節句のちらし寿司とかは、彼らのスシ宇宙には存在の余地がありません。何せ欧米寿司基準法に於いて一切認められていませんから。(ウソですよ〜)いつのことだったか、私はお稲荷さんを作って「ポケットスシ」としゃれた名前を付けてウィーン人に供したことがありましたが、「こんなニセモノには騙されないわよっ」とウィーン人に一喝されちゃいました。今考えても、その人は頭から湯気を出して本気で怒ってた。ヨーロッパ人の「概念」に固執するその迫力に、思わず「スミマセン…」と謝っちゃった私です。そうそう、こんなエピソードもあります。こちらの友人があるとき、いまだにショックを隠し切れず!的なニュアンスで私に言いました。「この前ね、私スシレストランで見ちゃったんだけど…。日本人らしき人がこともあろうにスシをね、スシをね、なんとっ手づかみで食べてたのよーっ何あれーーっきゃーーーっっっっ」と。……やっぱり思わず「ゴメン…」と謝ってしまった私です。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
名も知らぬマップ
 

幸せはここにもあります。ただし、夏限定ですけど。
ウィーンの街にはなぜかたくさんのアイスクリーム屋さんが存在していて、その数は世界一だと聞いたことがあります。その真偽のほどは定かじゃないですけど。そして私のお気に入りのアイスクリーム屋さんもちゃんと何軒かあって、毎年これも書いてますが、ほかの大人気店に比べてそれらはいつも「行列のぜんぜんできない店」なんです。なぜそれらのお店の人気が出ないのか…、その根拠についてはもうすっかり考えるのを放棄しました私。ただのよくある性格の不一致ならぬ、舌の不一致です。それはウィーン人という偏屈な人間たちと、私という偏屈じゃない一日本人のあいだのインコンパティビリティ。どちらに是も非もないんです。ただ、だからと言って私のお気に入り店が閉店に追い込まれることもない様子なので、結局やつらは素知らぬ顔をしつつ、私のお気に入りアイスもちゃっかし食べてるじゃんかよっと、やつらの尻尾を掴むため、今度こっそり待ち伏せなどをしてみたいと思っています。ところで7区にあるこのお店も行列、まったく見たためしがないですね。つかどちらかと言うと閑古鳥。それでも大きな声できっぱり言わせていただきますが、ここのお店のココナツアイスは世界一です。そんな私の貴重な体験に基づいて、いつの日にかウィーンの街の「私好みのアイス屋さんだけ」をフィーチャーした、堂々のアイス屋さんマップを作って出版したい、そんな壮大な夢を抱いてる今日この頃です。「だけ」ってところが、壮大に拍車をかけています。いわゆるアナーキズムです。これって、一般的じゃない、どちらかと言うと偏屈系方面の観光客の方には、かなりお役立ちになるはずです。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
旅するドリーマー

青年は、お百姓さんになりたいと言いました。
しばらくの間ウィーンに住んでいた私の知り合いの日本人青年は、そう言って修行のためにこの日、アイルランドの農場へ旅立って行きました。何年か後に実家のある鳥取に帰って農業を営みたいんだそうです。もしかすると、ひとは彼のことを「ドリーマー」と思うかも知れませんね。「ドリーマー」けっこうじゃないですか。若い人間が夢を持つ。当たり前のことじゃないですか。キラキラじゃないですか。そしてさらに、もともと農耕民族だった私たち日本人が、こうしてまた畑に戻って行く…。このことに、私はなんだかとってもシンプルに心を打たれました。今の今だからなおさらなのでしょうか。それで私は先日の、イノちゃんの攻撃による身の危険も顧みず(危険じゃないって)摘んで来た行者ニンニクをたっぷり入れて卵焼きをジューっと焼き、炊きたて熱々玄米をギュっと握り、大根を塩でグイグイ揉んで、それらをパックに詰め込んで前掛けをかけたまま(前掛けかけてないって)走って届けに行きました。(走ってないって)渡したお弁当を手に、「そんじゃ!」とひらりと軽く旅立って行く彼の背中に向かって「しっかり頼んだぞっ」と心の中で激励したのでした。ところで、最後にもらった彼の好きな本「旅をする木」(星野道夫著)は、読んでいる間中、アラスカの雄大な風に吹かれている気がして、いろいろな心配事が少しずつ遠くなって行きました。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
冷蔵庫の中の野原
 

人様のお宅の冷蔵庫を開ける時、少しうしろめたい気分がしませんか?
もちろん当のお宅の方から「勝手に開けて、好きなもの食べてね〜」などと言われてたとしてもです。それでも開ける瞬間、なぜか腰を少し曲げ気味にして、顔をドアにピタッと寄せて、まず片目分だけの隙間を開けて冷蔵庫の中を覗き込むあのポーズ。そうです、それが正しい人様のお宅の冷蔵庫の開け方と言うものなのです。そうしてのぞき見る人様のお宅の冷蔵庫はとっても興味深い。文化人類学的にすこぶるおもしろい。そんな気がして、黙々とひとりフィールドワークを続ける私です。ところで私が滞在させていただいたパリのこのお宅。つか船。先の手順に従って冷蔵庫を開けてみたところ、なんと一番上の段にまとまって軽く十本は越える多種多様なブランドのマスタードのビンの数々。私の文化人類学研究欲を満たしてくれる見事な景観がそこには広がっているのでした。たとえば研究員(私のこと)の地元ウィーンでは、街中にソーセージの屋台というものがありまして、そこでソーセー
ジを頼むと、たいてい愛想のないオヤジが「甘いの?辛いの?どっち?」とつっけんどんに聞くんです。それがソーセージに添えるマスタードのことを指していて、ウィーン人はみんな、甘いマスタード好き、辛いマスタード好き、またはこのソーゼージには甘いの、あのソーセージには辛いの、って感じでそれぞれかなりのこだわりを持っていると自負しています。ところが、このお宅のマスタードに対するこだわりは、それらをどのように使い分けし
ているのか想像もつかないほど尋常じゃない。もしかすると「合わせ味噌」ならぬ「合わせマスタード」、やってるのかも知れません。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
静岡茶モナムール
 

茶の心は、味わって知るべし。
ここで言うお茶とは、抹茶のことではなくて煎茶のことです。茶神ハチヤーは、静岡の煎茶の世界伝承のために活躍中なのです。でとにかく。さっそく茶神にお茶を煎れてもらいました。モーニングコーヒーならぬ、モーニング煎茶です。私がとても意外に思ったことは、ハチヤーは自前のお茶を持って来ていなかった…ということです。さすが茶神は、どのうちにもある普通の茶葉でも勝負出来る。そんな貴殿の自信がひしひしと伝わって来ましたよ。でも、そんじゃなにもわざわざ静岡のお茶じゃなくてもいいんじゃないの、と言ったご指摘はこの際横に置いといてください。くれぐれもお願いしますから。そしてもうひとつの意外なことは、茶神はカップを選ばない…ということです。ナントカ焼きの茶碗のこの風格がね…などとは決して言わない。つかあくまで言葉を発しない。すんなりと当然のごとく、ここのお宅にあったコーヒーカップを使って出してくれました。言葉は悪いのですが、見た目わりと「雑」、または「テキトー」をもってした茶神ハチヤーのモーニング煎茶。そのお味は、これがめちゃくちゃ美味しかった。自然の甘みがとても強くて、お茶畑のポカポカ日向の香りがふんわりとして、同時にスッキリと澄んだ味がとてもさわやかでした。ふと煎れてくれたお茶の袋を見ると、これがやっぱり静岡の春野町のお茶と書いてありました。さすが、スーパーヒーロー茶神ハチジュウ・ハチヤー。(長いっ)ところで今気付いたんですが、足下は靴ではなくて地下足袋だったんですね。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
人間のクズ!朝食


ファッションブロガーは葛湯が好きです。
特に朝ご飯としての葛湯がお気に入りです。と言うのもこのファッションブロガーは少し年齢がかさんでいるので、最近朝はあまりがっつり系を好まないのです。それでも何か食べないと力が出ないし、うちを出たとたんお腹がグーってことにもなりかねない。欲を言えば暖かい水分ものでしっとりしていて、しかも穀物のニュアンスを含んだ胃にやさしいもの。病気の時に食べるものの代名詞の葛湯は、案の定このファッションブロガーの胃を、みごとにやさしく暖かくそしてほんのり甘く満たし、お昼ご飯までしっかりお腹を持たせてくれるのでした。ただここだけの話しですが、葛ってけっこういいお値段するんですよねぇ。実はこのファッションブロガーは、年齢の方はかさんでいるけれど、年収の方はあまりかさんでないので、毎朝の葛湯はちょっときびしい。てかそれより何よりこのファッションブロガーの居住地は日本ではないので、肝心の葛がなかなか手に入らない。それが辛い。それが寂しい。なので今のところ仕方なく週一ペースで、「今日は気合いを入れて思い切ってゴージャスに葛湯の朝ご飯いっちゃおか〜」ってことになってます。作り方のポイントは、一気にお湯を入れちゃうとダマになるので、まずカップ半分ほど入れて小さなホイッパーなどでガシガシ混ぜて、葛粉を完全にとかしてから残りのお湯を入れるのがコツですよ。レモンを搾るとなお美味なりです〜。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
不思議の国の南瓜


バウミーお手製のカボチャのスープ。
どう考えても手じゃなくて、ブレンダーを使って作ったと思われるんですけどね。それはさておき、表面で渦を巻いてる茶色のオイルはカボチャの種を搾ったオイルです。正真正銘オーストリアの名産品。自慢〜っ。味は濃厚で独特の香ばしい香りがして美味しいんですよ。こうしてマイルドなカボチャのスープの味を、自らの種の味でぐんとひきたててくれます。たとえば鶏肉を卵でとじたものが親子丼なら、こちらは名付けて一物全体スープ。だって、ちゃんときっちりカボチャ丸ごとですからね。このオイルは、ほかにもレタスやルッコラとリンゴのサラダのドレッシングなんかにしてもよく合います。私がこのカボチャの種のオイルを好きな理由は、もうひとつあります。実はこれ、ここでは茶色に見えてるんですけど、実際の色は不思議なことに紫色と緑色なんです。決してその中間ってわけじゃなくて、この2色両方なんです。つまり紫色にも見えるし、緑色にも見える。ね、不思議でしょー。だから同席の人々と一緒に食べ終わったあとのスープ皿やサラダボウルに残ったオイルを眺めて「不思議だよね〜」って言って、レクリエーション的な時間も楽しめちゃいます。
| manakuma | food + drink | 01:00 |
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