cool vienna!

ひょっとしてひょっとするとcool、かも知れないvienna。

<< February 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
<< 戦場のカメラマン | main | 我一塊の鉱石なり >>
国番号41の外商


お久しぶりですファッションのブロガーのファッションブロガーです。
突然ですが、日本に住んでる私の同い年の古い友人たちはみないい年です。近年彼らの中では、社会の中で確固たる地位を築きつつある方々も多くいらっしゃいます。(急にていねい語)先日東京滞在中、会話の中でそのひとりが言いました。「このあいだ◯◯デパートの外商の人から電話があってね、△△が入ったからご自宅にお持ちしてみますって」と。外商というのは、ご存知でしょうけれど、担当する顧客(上ランクの)の要望や趣味趣向、家族構成などをきちんと心得ていて、そういったふうに個別の接客をする百貨店の上顧客担当係の人のことです。イチゲンさんノー!差別化イエス!の人。イチゲンさんたちは、勝手にヒラバ(デパートの隔離してないラックだけのフロアのこと)でうろうろしてろぃっ!の人です。(言ってないって)とにかく言うまでもなく私はいつもそのヒラバうろうろの「ヒラうろ」派です。ところが先日、ウィーンの仕事場の電話が突然鳴りました。受話器を取る前に確認すると見知らぬ番号からで、しかも国際電話の国番号「41」と出ている。恐る恐る電話に出てみると「ガサガサガサ…(通信状態があまり良くない)あんのよぉmanakumaっでひどいますがぁ?」と訛りのある英語で聞くので私だと言うと、「おらぁいづも土曜日のフリマでずぅだん(絨毯)売っでるシュテファンっで言うんだどもぉ今週の土曜日も行ぐんだでぇまたよろずくおねがいすまず」と。…しばしの間、記憶をたぐってやっと思い出しました。それはルーマニアの村から毎週土曜日のフリマに絨毯を売りに来ているジプシーの家族で、電話の主はまさにその家族のお父さんではないですか。以前電話番号を聞かれたので、仕事の名刺を渡したことがあったのをすっかり忘れてました。いやぁでもなにげにうれしいもんですね、いわゆるVIP扱いってんですか、こういう個別の対応。差別化されてんだぞ〜的な優越感。状況はともあれ…です。私は一年ほど前に彼らの持って来る絨毯を見つけてとても気に入って何枚か即買いし、そのあと知人たちにも紹介すると、その人たちも次々購入。そんないきさつから今も外商シュテファンと上顧客manakumaの構図がウィーンの土曜日のフリマの「ヒラバ」で展開してるわけです。ま、どう考えてもフリマには「ヒラバ」しかないんですけどね。写真は最近、やり手の外商シュテファンからお礼のプレゼントとしてもらった同じ絨毯から作られたショルダーバッグ。可愛さに加えて、意外にも使いやすくて超お気に入りです。
| manakuma | fashion | 01:00 |