cool vienna!

ひょっとしてひょっとするとcool、かも知れないvienna。

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ホーンテッドの館


巣鴨には、おばあちゃんたちの原宿があります。
そしてウィーンには、おばあちゃんたちの映画館があります。それは「ベラリア」という名の、おばあちゃんたちが若かりし頃夢中になって観たモノクロの映画たちが、いまだに毎日毎日上映されている映画館です。自ら足を踏み入れるには少し躊躇しちゃう、正直ちょっとホーンテッド系な雰囲気漂わせています。通りかかったこの日の上映は、ハンツ・モーザー主演のドイツ映画で「金の要らないオトコ」(manakuma訳)。聞いたことも観たこともないこの映画は、1932年のものだそうで、以来70年以上の間、ひと月かふた月に一度くらいは、ここで上映され続けているわけです。スチール写真とその横に貼られた手書きのタイトルも、毎回貼ったり外したりのせいでしょうか、すごぉく年季入ってました。たとえばこの映画を一年に一度観たとしたって合計で70回。おんなじ映画を70回観た、尊敬に値する往年の方々は、そうして今日も銀幕の中の永遠の美男子ハンツ(71回めの)を眺め、ため息ついてます。
| manakuma | cinema | 01:00 |