最近のお気に入りのうちの近所にあるサンフランシスコっぽいカフェ。
3年くらい前に出来てたみたいで、今までウィーンにはなかった感じのカフェです。ある意味東京っぽいのかも。ブランディ・メルビルを着たようなギャル率がかなり高く、ネイティブなイングリッシュスピーカー率も高い、明るい雰囲気です。アバクロの男子店員っぽいウェイター率も高いと言うか全員です。彼らはかろうじて素肌の上にベストは着用していますが、シャツはやはり必要としていないようです。ギャルでもネイティブイングリッシュスピーカーでもない私は、かなりイメージ違うかな…って不安を隠しつつブランディ・メルビルで買ったイヤリングを付けて、直ベスト着用アバクロオトコに微笑みかけられてぎこちなく、その憂いのない明るい人々をひとり横目で眺めています。こう見えても、ワタクシは高校生の頃はアメリカ西海岸のライフスタイルにあこがれていたのです。いつか行ってサーフィンなんぞやりながら暮らしてやろうと強く強く思っていたのに、いつのまにやらまったく別の方向へ来てしまってたよ…その事実をひしひしと感じ、打ちひしがれる場所でもあります。先日は、私がよくオーダーする、すっごく美味しいブラウニーの上にバニラアイスがのってて生クリームもたっぷりなやつ、なんちゃらサンデーっていうのがなかったので、100%イチゴのシャーベットに細かく砕いたビターチョコが混ざっているアイスを食べてみました。これは言ってみれば、ストラチアテッラのイチゴシャーベットバージョン。意外にもありそうでなかった組み合わせですよね。ところが食べてしばらくして気付いたのは、これがまさに明治製菓のアポロチョコの味だってことでした。そうだそうだアポロチョコ、あのギザギザがとっても懐かしい…。ちっちゃな三角錐の途中のイチゴとチョコの境界線をなぜだかはっきりさせたくて、毎粒毎粒、境界線の見当をつけて慎重にイチゴ部分を齧ったものです。そしてそしてあのなんとも素朴でかわいい箱。今すぐ走って買いに行きたくなりました。アメリカ西海岸というより、中央線西荻窪という感じです。