cool vienna!

ひょっとしてひょっとするとcool、かも知れないvienna。

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6月の麦酒まつり


ミュンヘンは、言わずと知れたビールの聖地です。
ミュンヘンと言えばビール、ビールと言えばミュンヘン。今月は決してオクトーバーでもないのに、まだジューンなのに、街のいたるところにあるビアガーデンでは数千人がビール片手に、時には両手に(ウソです)ワイワイ盛り上がっていました。木々に囲まれて青天井で気の合う仲間たちと飲む初夏のビールは格別の美味しさです。ところで、今回ミュンヘンのビアガーデンデビューの私がびっくりしたことは、なんとビールのオーダーの最低単位が「1リットル」からなのですよ。週末に限ってらしいですけどね。私はビールは決して嫌いではなく、1リットル飲めと言われてもさして困ることもないと思うのだけど、それでもいっぺんに1リットルはムリがあります。出来れば多くても350ミリリットルずつにしていただき、自分のペースで冷たいうちに飲み終わりたい。そしてまた、自分のペースでおかわりをオーダーさせていただきたい。…このように思うわけです。そしてもうひとつ、ジョッキがとっても重いんです。なにせ相手は中身だけでも1リットルのビールであり、それにもまして分厚いガラスのジョッキの重いこと重いこと。誰かこの総量を一度正式に測っていただきたいものです。そうしてブルブル震える片腕をもう片方の腕で支えてなんとかジャンボジョッキを口に運んでいる時、同行していたドイツのとあるキコリ村在住の友人に言われたのです。「違う違う〜、ジョッキはこう持つんっすよっ」と、親指以外の4本の指をガッとジョッキの持ち手の中に入れ、ぐゎっしっと5本指でグラスをしっかり掴んで持ち上げゴクゴク飲む。これがドイツ流のビールの飲み方であると、そのキコリ御仁は自信たっぷりに豪語しておられるのです。………ちっ手のひらの温度でビールが余計に早く暖まっちゃうじゃんかよっと舌打ちしたのでありました。まぁそれもこれもミュンヘンで飲むビールの醍醐味でしょうかね。しばらくして、ビールのあとは誰でも決まってトイレに行きたくなるものですが、私が向かったビアガーデンの片隅のトイレの入り口で、係りのおばちゃんが唐突に「ちょっと待って!」と言いました。そして「あなたは少年なの?ご婦人なの?どっちなの?」と聞いたのです。一瞬頭の中が疑問符で占拠されたものの、1リットルビール一気飲みでいい感じにワープしていた私はすかさず答えました。「ワタクシは『ご婦人』です。少年ではありません。」と。今考えると何だったのでしょうかあれは。とにもかくにもヨーロッパの夏の一日は長〜〜〜いわけです。ミュンヘンに住む日本人友の靴職人クンに連れられて二軒目のビアガーデン(運良くこちらは500ミリリットル有り)では、すぐ横を流れる川辺に降りて行って河原にどっかと座りせせらぎをBGMにして、またまたみんなで飲んで語って楽しい時間を過ごし、次、次、次とその日のビール修行は夜遅くまで続きました。今回のミュンヘンは、ビールの正しい飲み方を学んだ旅でもありました。
| manakuma | food + drink | 00:00 |