cool vienna!

ひょっとしてひょっとするとcool、かも知れないvienna。

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幸せの黄色い彌生
 

見たことありますか?黄色いてんとう虫。
私は、初めて見ました。つまり地球には、赤いてんとう虫と、黄色いてんとう虫がいるってことなのですね。ふむふむ。つい「初めて」と言ったけれど、実はこの「初めて」がどうも不確かなのです。だって赤いのがいたら、当然黄色もいそうだし。赤いスイカと黄色いスイカがあるのと同じように。とにかく、私くらいの長さを生きちゃうと、いつの頃からか、そういう類いの不確かなことがたまにあります。あれ、前にもこんなことあったかな、なかったかな、それとも前世であったのかな、なんてね分かんなくなっちゃう(ないか)。とにかくこの黄色いちっちゃ〜なやつは、初夏の午後、とあるレストランの庭の木陰で、冷たい白ワインのソーダ割りを飲みながら、ぼーっとしている私のところにやって来ました。ほかのテーブルのお客さんたちには目もくれず、私めがけてまっすぐ飛んで来たのですよ。なんだかすっごいラッキーっぽい!と思ったと同時に、じーっと見ていると、去年パリのプランタンのショーウィンドウに、衝撃的に立っていらした等身大のあの方を思い出しました。私よりもずっとずっと長く生きておられるあのお方ですよ。あのとき、オスマン通りに面したウィンドウの中は、いつもの黄色地に黒の水玉で埋め尽くされ、まるで細胞分裂したかのように何体も何体ものあの方が、中からじーっとこちらを睨んでおられましたっけ。ハルシネーションハルシネーション……(くわばらくわばら…的な)。この日の私は、この黄色のちっちゃ〜なやつがどこかにいなくなってしまうまでのあいだ、親愛の情を込めてやつを「やよいちゃん」と呼んでいました。が、返事はなかったです。そして細胞分裂もしてなかったようです。
| manakuma | art + design | 17:00 |